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インプラント、高齢や持病があると受けられない?術中管理の工夫

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持病があるからインプラントは無理かもしれない、とあきらめていませんか。糖尿病や高血圧、心臓病などの持病を抱えながら歯を失った方の多くが、同じ不安を口にされます。しかし持病があること自体が即座に治療を諦めさせる理由にはならず、全身状態を確認したうえで治療の可否を判断することが基本の考え方です。

持病があっても多くはインプラント治療の対象になります

持病の有無だけでインプラント治療の可否は決まりません。血糖値や血圧などのコントロール状態、服用中の薬、骨の状態を確認したうえで、治療計画を立てるかどうかを判断します。年齢そのものも制限要素ではなく、全身の健康状態が保たれているかどうかが重要な判断材料になります。

血糖値や血圧の管理状態が判断の中心になります

糖尿病であれば血糖コントロールの指標、高血圧であれば普段の血圧値が、手術の可否や進め方を決める手がかりになります。数値が不安定なまま手術を行うと、傷の治りやインプラントと骨の結合に影響が及ぶことがあるため、まずは現状を正確に把握することから始めます。

高齢そのものより全身状態と骨の状態を重視します

我が国の総人口は令和6年10月1日現在で、高齢化率は29.3%となっています[1]。高齢の方がインプラントを希望されるケースは今後も増えていくと考えられますが、当院では年齢を理由に治療対象から外すのではなく、全身の健康状態と顎の骨の量・質を検査で確認したうえで方針を検討しています。

事前の問診と検査で全身疾患の有無を丁寧に把握します

当院の初診では、問診・検査・説明を含めておおむね60分の時間を確保し、既往症やお薬手帳の内容を確認しています。持病がある方は、糖尿病・心臓病・高血圧の既往、服用中の薬をあらかじめ整理しておくと、当日の相談がスムーズに進みます。費用面が気になる方は、インプラントの費用、1本いくらかかる?内訳と負担を減らす方法も参考にしてください。

糖尿病や高血圧では血糖・血圧の管理状態が治療方針の鍵になります

血糖値の管理状態が歯を支える骨の状態に影響することを示す対比図

糖尿病や高血圧、心臓病がある方は、それぞれの疾患ごとに注意すべき点が異なります。血糖値や血圧の管理状態を確認し、必要に応じて内科の主治医と連携しながら、手術の時期や方法を検討します。

糖尿病は血糖コントロールの状態を確認して計画を立てます

プラークの中に含まれる歯周病原菌は歯周ポケットで増殖し、歯肉に炎症を起こして歯を支える骨を溶かしてしまいます。糖尿病は歯周病と相互に影響し合う関係にあることが知られており、血糖コントロールが不十分な状態は傷の治りにも影響します[2]。当院では血液検査データの確認や、必要に応じた主治医への確認を経て手術のタイミングを検討しています。

高血圧は麻酔による血圧上昇への配慮が必要です

令和元年国民健康・栄養調査によれば、高血圧は喫煙と並ぶ日本人の生活習慣病リスク要因であり、今なお20歳以上の国民のおよそ二人に一人が高血圧とされています[3]。局所麻酔には血管収縮成分が含まれ、緊張や不安と相まって血圧が上昇することがあるため、当院では事前の血圧確認とリラックスできる環境づくりを心がけています。麻酔時の感覚が気になる方は、インプラント手術って痛い?麻酔中の感覚と術後の経過を正直に説明もあわせてご覧ください。

心臓病や骨粗しょう症は主治医との連携が前提になります

心疾患や骨粗しょう症の治療薬(骨吸収抑制薬など)を服用中の方は、外科処置の進め方に影響することがあります。当院では必要に応じて主治医に処方内容を確認し、抜歯やインプラント埋入のタイミングを相談したうえで治療計画を立てています。セカンドオピニオンにも対応しているため、他院で難しいと言われた方も相談いただけます。

当院は生体モニタリング装置で術中の状態をリアルタイムに確認します

歯科用CT・パノラマX線撮影装置を天井付近から見上げた白色の医療機器の画像

持病がある方の手術で重要なのは、術中に体調の変化を見逃さないことです。当院では持病(糖尿病・心臓病・高血圧等)がある方のインプラント手術時に、生体モニタリング装置で血圧・脈拍・酸素飽和度をリアルタイムに確認しながら治療を進めています。

血圧・脈拍・酸素飽和度を手術中継続して測定します

歯科治療は不安や恐怖などのストレスに加え、局所麻酔剤に含有される血管収縮薬の作用によってバイタルサインが大きく変動するため、モニタリングを行いながらの治療は患者の状態を客観的に観察し安全な治療を行うために必要とされています[4]。当院ではこの考え方に基づき、外科処置専用のオペ室に生体モニタリング装置を備え、数値の変化を確認しながら手術を進めています。

数値の変化に応じて手術の進行を柔軟に調整します

血圧や酸素飽和度に変化が見られた場合は、手術の手を止めて休憩を挟んだり、体位を調整したりするなど、数値に応じた対応を取ります。動脈血酸素飽和度をモニタリングしながら治療を行い、状態によっては酸素吸入が必要となることもあります。持病の内容や服用薬は事前にお薬手帳で確認し、リスクを想定した上で手術に臨む体制を整えています。

指導医と連携した体制で外科処置に対応します

当院はインプラント指導医である多田将人がバックアップする体制を整え、CT・シミュレーションソフト・サージカルガイドを用いた精密な治療計画のもとで手術を行っています。詰め物・被せ物・インプラントには5〜12年の保証を設定しており、6か月ごとの定期メンテナンスを保証の条件としています。通院回数や期間が気になる方は、インプラント治療、何回通えばいいの?通院回数と期間の目安もご確認ください。

まとめ

  • 持病の有無だけでインプラント治療の可否は決まらず、高齢化率29.3%という社会背景の中でも、全身状態と血糖・血圧の管理状態を確認して判断します
  • 糖尿病は血糖コントロールの状態、高血圧はおよそ二人に一人が抱える生活習慣病リスクであることを踏まえ、麻酔による血圧上昇への配慮が必要です
  • 歯科治療中はバイタルサインが大きく変動しやすいため、モニタリングを行いながらの治療が安全性を保つうえで重要です
  • 当院では外科処置専用オペ室と生体モニタリング装置を備え、指導医のバックアップのもと持病がある方の術中管理に対応しています
  • 費用や通院回数、麻酔の感覚など個別の不安は、関連記事や来院時の相談で具体的に確認できます

持病がある方は、まず現在の血糖値や血圧の状態、服用中の薬を整理したうえでご相談いただくと、当日の診断がスムーズに進みます。八王子I’S歯科・矯正歯科ではCTやiTero5Dなどの精密な検査機器を用いて全身状態を含めた事前確認を行い、持病がある方の治療についても丁寧にご説明しています。年中無休で夜20時まで診療しており、JR八王子駅南口すぐの場所にありますので、通院のしやすさも含めてご検討ください。まずは初めての方へ(初診の流れ)をご覧いただき、お薬手帳をお持ちのうえご相談ください。

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参考文献

[1] 内閣府「令和6年版高齢社会白書」www8.cao.go.jp

[2] 国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター「歯周病と糖尿病の深い関係」dmic.jihs.go.jp

[3] 厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧」kennet.mhlw.go.jp

[4] 大阪府歯科医師会「歯科医院における生体情報モニターの活用」pref.osaka.lg.jp

[5] 日本有病者歯科医療学会「よくあるご質問」jjmcp.jp

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