「インプラントを考えているけれど、何ヶ月も何度も通えるか不安……」——JR八王子駅周辺でお勤めの方や、遠方から通院を検討されている方から、こうした声をよくいただきます。特に平日は仕事で動きにくく、「どれくらいの期間、どんなペースで来院するのか」が見えないままでは、なかなか一歩を踏み出せないのも無理はありません。この記事では、初診から上部構造(人工歯)の装着まで、各ステップで「何をする回なのか・どのくらい時間がかかるか・次の来院まで何日空くか」を具体的に整理します。
インプラント治療の通院回数は全部で何回くらい?大まかなイメージ
目安は「10〜15回前後」、ただし個人差が大きい
インプラント治療は、初診のカウンセリングから上部構造の装着・調整まで、おおむね10〜15回前後の来院が目安です。これはあくまでも一般的なケースであり、骨の状態・抜歯の有無・骨造成が必要かどうか・1回法か2回法かによって変わります。
公益社団法人日本口腔インプラント学会によると、インプラント治療は「インプラント埋入手術」「義歯の作製と装着」「メインテナンス」と続き、2回法が選択された場合は埋入手術に加えてアバットメント(連結部品)を取り付けるための2回目の手術が必要になります。
当院(八王子I’S歯科・矯正歯科)では、JR八王子駅南口から徒歩すぐの立地を活かし、平日は20時まで診療しています。仕事帰りや昼休みを使った短時間の経過確認来院にも対応できるよう体制を整えています。
治療全体の期間は半年〜1年が一般的
骨の結合(オッセオインテグレーション)という生体的なプロセスが必要なため、インプラント治療は他の補綴治療よりも期間が長くなります。ただし、来院と来院の間の「待機期間」中は通院不要です。実際に歯科医院に足を運ぶ日数は思われているほど多くない、と感じる方が多いのも事実です。
通院回数に影響する主な要因
来院回数・期間が変わる主な要因を整理すると、以下の通りです。
| 要因 | 回数・期間が増える方向 | 回数・期間が短くなる方向 |
|---|---|---|
| 骨の状態 | 骨量が少なく骨造成が必要 | 骨量が十分 |
| 手術法 | 2回法(アバットメント手術が追加) | 1回法(条件が合えば手術1回) |
| 抜歯の有無 | 抜歯+治癒期間が必要 | 既に欠損している箇所へのインプラント |
| 歯周病・全身疾患 | 治療前の口腔内環境整備が必要 | 口腔内が良好な状態 |
【ステップ別】各通院回で何をするのか・所要時間の目安
①初診〜精密検査(1〜2回)
最初の来院では、お口の状態の確認とカウンセリングを行います。当院ではCT・光学スキャナー(iTero 5D)・マイクロスコープを完備しており、三次元的な骨の状態・神経・血管の走行を精密に把握した上で治療計画を立てます。
日本歯科医学会・厚生労働省委託事業「歯科インプラント治療指針」では、安全で的確な診断のためにCT撮影による三次元的な診断が必要であることが明示されています。
所要時間の目安は初診で60〜90分程度(問診・撮影・説明を含む)。2回目の精密検査は30〜60分が多いです。治療計画が固まったら、全身的なリスク確認(内科疾患・服薬など)も行います。
②インプラント埋入手術(1回)
局所麻酔下で顎の骨にインプラント体(チタン製の人工歯根)を埋め込みます。1本あたりの手術時間は60〜90分程度が目安ですが、骨造成(骨が足りない場合に補う処置)を同時に行う場合はこれより長くなることがあります。手術後は術後確認のため1〜2週間後に経過観察の来院(15〜30分程度)があります。
当院では、守尾一起院長をはじめインプラント治療を得意とする歯科医師が担当します。新心会グループに総勢100名を超える歯科医師が在籍しており、各分野の専門家が連携して治療にあたる体制です。
③アバットメント装着(2回法の場合)・型取り・上部構造装着(2〜4回)
骨結合が確認できた後、2回法の場合はインプラント上部の粘膜を切開してアバットメントを取り付ける手術を行います。アバットメント装着の手術自体は30〜60分程度と比較的短時間です。
その後、歯茎が安定したら人工歯の型取りへ進みます。当院では光学スキャナー(iTero 5D)を用いたデジタル印象にも対応しており、従来の型取り材とは異なるデジタルデータに基づいた補綴物の作製が可能です。国内の信頼できる歯科技工士と連携し、審美性と機能を兼ね備えた上部構造の製作を行います。上部構造の装着・咬み合わせの確認・最終調整まで、2〜4回程度の来院が必要です。
各ステップの来院回数と所要時間をまとめると、以下のようになります。
| ステップ | 来院回数の目安 | 1回あたりの所要時間 |
|---|---|---|
| 初診・精密検査 | 1〜2回 | 30〜90分 |
| 前処置(抜歯・歯周病治療など) | 0〜数回 | 30〜60分 |
| インプラント埋入手術 | 1回 | 60〜90分 |
| 術後経過確認 | 1〜2回 | 15〜30分 |
| アバットメント装着(2回法) | 1回 | 30〜60分 |
| 型取り・上部構造装着・調整 | 2〜4回 | 30〜60分 |
骨結合(オッセオインテグレーション)期間中はどれくらい間隔が空く?
オッセオインテグレーションとは
インプラント体を顎の骨に埋入した後、チタンと骨が一体化する現象をオッセオインテグレーション(骨結合)といいます。この結合が不十分なうちに荷重をかけると、インプラントが安定しないリスクがあります。そのため、骨結合が確認できるまでの期間は「待機期間」として来院間隔が大きく空きます。
厚生労働省委託事業・日本歯科医学会編「歯科インプラント治療指針」でも、オッセオインテグレーションは治療の根幹をなす概念として位置づけられています。
上顎と下顎では待機期間が異なる
骨密度の違いから、一般的に下顎は約2〜3ヶ月、上顎は約4〜6ヶ月が骨結合の待機期間の目安とされています。この期間中は基本的に通院不要で、経過が良好であれば定期的な確認来院(1〜2回)で足ります。
骨造成(サイナスリフト・GBRなど)を行った場合は、造成した骨が成熟するまでの期間が加わるため、待機期間がさらに3〜6ヶ月程度延びることがあります。
日本口腔インプラント学会は「インプラント治療を成功させるためには十分な検査が必要であり、インプラントを長持ちさせるためにはメインテナンスも重要」であることを示しています。
「何もしない期間」こそ大切にしたいこと
待機期間中は来院こそ少ないものの、この間の口腔内環境の管理が骨結合の質に影響します。喫煙・過度の飲酒・無理な咀嚼はインプラントの定着に悪影響を与える場合があります。当院では待機期間中のセルフケア指導も丁寧に行います。
メインテナンス(治療後の定期通院)について知っておきたいこと
上部構造装着後も定期通院が必要な理由
インプラントの治療が完了しても、定期的なメインテナンスは欠かせません。公益社団法人日本口腔インプラント学会によると、「一旦治療が終了しても、良好な状態を保つために定期的なメンテナンス(定期健診)のために歯科医院に来院する必要があり、メインテナンスの頻度は患者さんのお口の状態によって異なるが、3ヶ月〜半年というのが一般的」とされています。
インプラント周囲炎(インプラント周辺の歯ぐきや骨に起きる炎症)は、進行しても痛みを感じにくい場合があります。自覚症状がなくても定期的にプロがチェックすることが、インプラントを長期的に良好な状態で維持するための基本です。
「定期的」と言われても…通院しやすい仕組みを整えています
当院はJR八王子駅南口すぐのアクセスで、年中無休(平日10:00〜20:00、土日祝も診療)です。「3ヶ月に1回のメインテナンスに平日の仕事終わりで来られる」という声を多くいただいています。土曜・日曜・祝日も休まず診療しているため、スケジュールに合わせやすい環境です。
メインテナンス1回で行うこと
メインテナンスでは主に以下を確認・実施します。
| 内容 | 目的 |
|---|---|
| インプラント周囲のプロービング検査 | 炎症・骨吸収の早期発見 |
| 専門器具によるプラーク・歯石除去 | インプラント周囲炎の予防 |
| 咬み合わせのチェック | 上部構造のゆるみや破損の確認 |
| セルフケア指導 | 日常のブラッシング習慣の維持 |
まとめ
- 通院回数の目安は10〜15回前後。 ただし骨の状態・骨造成の有無・手術法(1回法・2回法)によって大きく変わります。
- 治療期間は半年〜1年程度が一般的。 大部分は骨結合の「待機期間」であり、来院が集中するわけではありません。下顎で約2〜3ヶ月、上顎で約4〜6ヶ月が骨結合の目安です。
- 各ステップの来院は短時間のものも多い。 術後確認や型取りは30〜60分程度で完了するケースが大半です。
- 日本口腔インプラント学会も重要性を示すメインテナンスは3〜6ヶ月に1回が目安。 完了後も定期通院でインプラントを長持ちさせることが大切です。
- 当院は平日20時まで・年中無休で診療。 仕事帰りや土日の来院にも対応しており、通院スケジュールの調整がしやすい環境です。
「何回通えばいいか不安」「仕事帰りしか時間が取れない」という方は、まずは現在のお口の状態を確認するところから始めませんか。八王子I’S歯科・矯正歯科は平日20時まで、年中無休で診療しています。CT・光学スキャナーによる精密な検査を行い、お一人おひとりの骨の状態に合わせた通院スケジュールをご提案します。JR八王子駅南口すぐの立地で通いやすく、セカンドオピニオンのご相談にも対応しています。まずはお気軽にご相談ください。
はじめて受診される方は、初めての方へ(初診の流れ)もあわせてご覧ください。
参考文献
[1] 公益社団法人日本口腔インプラント学会「よくあるご質問」shika-implant.org
[2] 公益社団法人日本口腔インプラント学会「インプラントのお手入れ」shika-implant.org
[3] 公益社団法人日本口腔インプラント学会「相談から治療の流れ」shika-implant.org
[4] 厚生労働省・日本歯科医学会編「歯科インプラント治療指針(平成25年3月)」mhlw.go.jp
